小金井市の公設公営学童保育所、9所の父母会による連絡会議
携帯アクセスはhttp://www.koganei-gakuho.org/i/
行事予定
掲示板
学保連へメール
あかね|さくらなみ|さわらび|たけとんぼ|たまむし|ほんちょう|まえはら|みどり|みなみ
昨年の3月30日、学童の民間委託問題を含む、小金井市児童福祉審議会(児福審)の「答申」が稲葉市長に手渡されました。あれから丸1年。間もなく「平成19年度」を迎え、児福審「答申」はどのように実現されてゆくのでしょうか?
児福審のこの「答申」には、学保連選出の委員を通じて、学童の全利用者の総意~これからも現在の水準・内容を維持・向上させるために様々な配慮をすること~等が盛り込まれています。「答申」提出1周年を迎え、私たち(=利用者も市民等も)は子どもの生活環境をますます安心できるものにするために、この「答申」の内容を思い返し、保護者・指導員・市民・行政がそれぞれ適切な行動をしているかどうかをたえず「点検」し続けなくてはなりません。
よって、ここに私たちが考える「答申のポイント」を整理し、重要部分を「引用」しておきたいと思います。「答申」の学童保育関係部分も7頁ほどなので、全文を読んでいただければいいと思いますが、忙しい方は、まず下記を参考にしていただけたら幸いです。
(下記の部分は、2006年12月に学保連発行した黄色い表紙のパンフレットから転載しています。「 」内の部分は、すべて答申本文からの引用です。)
(この投稿の文責は、前・児福審委員の橋本です)
●審議の前提=「水準」の維持
「市は、これまでに利用者との懇談等の中で現在のすぐれた保育の質を守ることを約束してきました。そこで、学童保育業務は、今後も同程度以上の水準を維持する方向で見直しを進めることとしました。」
「現在の水準を落とさずに質の良い運営がなされるのであれば委託を前向きに考えることができ、質の良い運営が期待できなければ委託を見合わせるべきであると考えます。」
→(^_^) 誰もが納得できる前提から、議論をスタートさせました♪
●都内民間委託化の現状1(16カ所のアンケート調査より)
「指導員は、正規職員を複数確保している学童保育所が過半数であるが、正規職員が1人しかいないところや全員が非常勤嘱託または臨時職員である所がありました。」
「経験年数が「1年」「2年」の指導員が相当数みられ、指導員の定着状況にやや不安があることがうかがえます。」
→(-_-;) 現在の半分以下とか、人件費カットしすぎ。身分だって安定しないとネ…
●都内民間委託化の現状2(「優良」事例の視察より)
「民間の指導員だからといって個人としての優劣には問題は無さそうで、熱意をもって勤務していると感じました。」
「行政担当者から「1,700万円だった人件費を1,200万円に引き下げることができた」という説明があったように、民間委託で人件費を下げているところが多いようです。」
「良くなった学童保育所の事例というものも容易に見つからず、委託化して職員コストの節減には成功したが混乱をまねいた事例もありました。」
「開設時間の延長や学休日の昼食サービスなどを実現したところがあったが、それも法人しだいであり、行政の方針しだいでありました。」
「行政との契約に入っていないという理由で、区内の学童間交流行事や全体的な活動(スポーツ大会や研修など)を行わない場合もあったり、集団的な取り組みや各学童から家庭へのおたよりの発行回数等が激減する例もありました。」
→(@_@) ひょえぇぇ、市(区)の方針って、こんなにマチマチなの??
●都内民間委託化の現状3(優良「法人」への聞き取りより)
「東京都内の民間委託の児童館や学童保育所では「経験ある職員」は少ないから、ベテラン職員の配置を保証できる法人は無いだろうということでした。」
「多くの自治体は「いかに安くするか」で委託を考えるので、なかなか満足な保育をするだけの委託費を得にくいということでした。」
「小金井市には、9つの学童保育所があるが、児童館と併設になっていない「単独設置」の学童保育所は採算が合わないなどの問題も指摘されました。」
→(‘o’) 良心的な法人さんほど、職員配置と経費削減の板挟み状態でした
●委託化にむけた環境整備の課題
「1.明確な運営基準を作成し、委託後に実際の運営を評価するしくみを整備する
2.受託可能な優良な法人の誘致、ないし市内での法人の育成(市民や指導員経験者等で組織するNPOの育成などを含む)を図る
3.委託費の中では、現在の職員の8割相当以上の給与水準を保証し、優良な指導員の確保を図る
4.利用者への説明を十分に行い、行政担当者・現場職員・利用者等を交えた協議組織を設置し、委託の有効性の検証や手順・方法の検討を新たに進める案件ごとに行う
5.市は協議組織の検討結果を尊重し、必要な要件を満たせない場合や、質を落とさないで業務を遂行できるような委託先が見つからない場合には、たとえ次年度予算に計上してしまっていてもその予算執行を停止し、当該年度の委託計画は先送りする」
→(^_^) 経費を減らしたぶん知恵を出せなきゃダメ。知恵出すのも子育てのうち。
◎結論1:運営基準の策定
「公営か民営かの運営形態にかかわらず、小金井市の学童保育業務において求められる具体的な「質」や「水準」を明らかにするために、学童保育の運営基準(仮称)を策定することを提案します。それによって、今後の学童保育事業の実施の基準を定め、その質の維持・向上をはかりつつ、行政責任を明らかにすることが望ましいと考えます。」
→(^o^) ”小金井市学童保育のバイブル”、そんな<基準>を作ってください
◎結論2:職員・利用者等を交えた協議組織の設置
「存続する公営学童保育所の運営上の諸問題を解決するとともに、民間委託化の可能性や方法について調査・立案するために、行政担当者、現場職員、利用者等を交えた協議組織を設けることを提案します。」
→(~o~) 直接の関係者どうし、普段着の話しあいを重ねてください
◎結論3:答申の諸提言に留意した委託化の具体的検討
「学童保育業務の水準を保ちながら委託化を進めるにはまだ課題もあり、利用者の不安も否定できず、早期実施には困難が予想されるため、実施時期を含めて慎重に検討することが望ましいが、相応の条件を満たした中であれば、公共的団体等への委託は可能性があると考えます。」「示した諸提言に留意しつつ、今後さらに具体的な検討を進めることを提案します。」
→(‘_’) <学童保育の質>と<行財政改革>、ギリギリの折り合いポイントです